強引上司と過保護な社内恋愛!?
「大使館の敷地を案内しますので、良かったらお知り合いもご一緒に。桧山の紹介してくれる人ならきっと信頼出来る」

ルーク大使はバチリとウィンクする。

桧山さんは胸に手を当てて紳士に一礼する。

「招待状は会社に送るよ。イズミ宛で」

ニコラスはニッコリ花のように微笑む。

光栄です、と言って精一杯の笑顔を返した。

◆◇◆

「またレセプションでね、イズミ」

ニコラスは私の手を握り、バチリとウィンクする。

「今日は素晴らしい時間をありがとう」

ルークさんは桧山さんとガッチリ握手を交わし車に乗り込む。

表門の前に立ち、手を振りながら二人が乗ったハイヤーをお見送りする。

車が左折して見えなくなった瞬間「やった!!」

桧山さんが急に叫んだのでビクッとした。

「やった!やったぞ!!」

桧山さんは私の肩を掴んでグラグラ揺さぶるもんだから、アルコールが急激に脳へと巡る。

「ニコラス大使の接待は大成功だな!いずみん!」

「は?大使ってニコラスの方だったの?」

「言っただろ?」

いや、全然聞いてないんですけど。
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