強引上司と過保護な社内恋愛!?
「じゃあ、あと少し。眠くなるまで付き合ってよ」

時計を見ると9:00過ぎ。

あと1時間以上は電車も通っている。

「解りました」と言って、私は桧山さんの隣に腰を下ろす。

桧山さんはそのままごろりとソファーの上に寝転がる。

ちっちゃな頭を私の膝に乗っけって。

これは…世間様が言うところの、ひ、膝枕というものではないか。

萌えるシュチュエーションに私はビシッと石のように固まった。

膝から伝わってくる桧山さんの体温はまだ少し熱い。

「あの…スキンシップが過剰ではありませんか?」

興奮をひた隠し、平静を装って言う。

「最近、控えめにしてたんだからいいじゃん。誰もいないし」

桧山さんは私の膝に顔擦り寄せながら言う。

私の鼓動が大きく跳ねた。

「やっぱり…私の事を避けてたんですか?」

ずっと心の奥底にわだかまっていた事を思い切って聞いてみる。

「だって俺がちょっかい出すせいで、泉が女子から色々言われちゃってるみたいだからさ」

知ってたんだ。

石川さん達に何かと敵対視されているのを。

羞恥のあまり顔がカッと熱くなる。

「ごめんね。俺がモテモテなばかりに」

「自分で言いますかね」

私は呆れた口調で言う。

事実なので否定出来ないのが悔しいけどね。
< 206 / 360 >

この作品をシェア

pagetop