強引上司と過保護な社内恋愛!?
「と、いうよりも…」

言葉を探すように五十嵐さんは横に視線を泳がせる。

「暁は泉ちゃんには言えなかったんだと思う」

「どうしてですか?」

私は眉根を寄せて尋ねる。

「それは本人に聞いてごらん」

五十嵐さんはニコリと微笑んだ。

自分の口から言う気はないらしい。

「とりあえずオランダ大使館の案件については、引き続き田母神さんにも入ってもらうから宜しくね」

はい、と言って、カップのカフェラテをため息と一緒に飲み干した。
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