強引上司と過保護な社内恋愛!?
「あの…何しに来たの?」

「会いにきました。桧山さんに」

桧山さんは腕を伸ばして無言のまま私を抱き寄せた。

私もぎゅっと腰にしがみつく。

「幻覚かと思った」

桧山さんは私の髪を大きな手で撫でる。

「本物です」

私はその逞しい胸に顔を埋める。

さっきまで怒鳴り散らしていたと思っていたら、突然現れた女と抱擁を交わす桧山さんを見て運転手は呆気にとられている。

「ええー?!どうゆーことー?ヒヤマー!」

後ろからリックの声が聞こえてきた。
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