強引上司と過保護な社内恋愛!?
会社の前の通りでタクシーを拾い2人で乗り込む。

「会話を拾うためにオランダについてググっとけよ」

「予習はある程度」

よろしい、と言って桧山さんは器用に片眉をあげる。

「緊張してる?」

「…少しは」

嘘だ。

人生初の接待に滅茶苦茶緊張している。

「大丈夫だよ」

表情が強張って変な顔をしていたのか、桧山さんは可笑しそうにクスクス笑う。

「ニコニコ笑って話しを聞いて、たまにそうですねーなんつって相槌打っときゃ後はどうにかする」

「そんなこと言ったって桧山さん英語話せるんですか?」

「気合いでコミュニケーション取れば何とかなるっしょ!」

桧山さんは、あははーと陽気に笑う。

英会話って気合いでどうにかなる範疇なんだろうか。

余計緊張して吐き気がしてきた…。
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