天気職人
「すげーだろ？結構頑張ったんだからなー」

「頑張ってこれなの？」

ソラはクスクスとおかしそうに笑った。

「うるせーなー」

「ごめんなさい、おかしくってつい」

ソラの笑い声、どこか懐かしかった。

「くそ....バカにしやがってよ」

雅美は子供が拗ねた様に口を尖らせてプイっと顔をそむけた。

「もうっそんなに怒らないで？」

くりっとまるい瞳で顔で可愛らしくひょこっと覗かれるといつまでも機嫌を治さない訳にはいかない。

「....っ」

ちがう....これは今まで青い瞳で見つめられた事がなかったからだ!!!!!俺は照れてない！

「雅美っどうしたの？顔が真っ赤よ！？」

そういってソラはコツンとおでこを合わせた。

「ぅあっ....!!!!!」

ビックリして思わず突き放してしまった。

「....そんなに嫌がらなくったっていいじゃない....」

今度はソラが拗ねてしまった。

端から見ればただのバカップルに見えるだろう。あなたからもそう見えているに違いない。
私にもそう見える。
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