天気職人
「なんでだよ!!!!!やってみねぇと分かんねぇだろ!?」


「お前は何も分かっとらん!!!!!!!!あの娘の話しに耳を傾けた上でここにきたのか!!!!?」


話し?そういえば何か言ってた....と雅美は思う


「もう苦しみたくないとわしに言った....幸せだとわしに言った!!!!!」



「だけど....!!!!!」

生きてりゃなんとかなる

「そんなのはお前のエゴじゃ!!!」


「っ....」

言葉が出なかった....その通りだと思った。



「........早く娘のところに行ってやれ」

占い師に言われ雅美は部屋に戻った。

そこには窓辺に立ち空を見上げる美しいソラの姿があった

「雅美、あたしねさっきも言ったけど幸せだったわ、もう何も残すこともないの」


「そんなの....俺は俺はどうなるんだ」

雅美は涙を流した。


「....そうね、1つ残すとしたらあなたの事ね....あたしずっと前からあなたの事知ってたの」

「え....?」


「影からずっとあなたの事見てた。あたし死ぬから....いなくなるからこんな事言いたくなかったんだけど....雅美、好きよ」


「....っ 俺もっ俺も好きだ....!!!」




会って名前を知ってから2日しか経ってないけど、それでも雅美は答えた。


「........」

ソラは何も言わなかった


「ソラ....」

「呼ばないで....」



雅美はソラに向かって足を進めた

「来ないで....やめてよ....」

「ソラ、」

優しく呼び掛ける
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