ねぇ、松風くん。
「ホラ、さっさと片付けて教室戻るよ!」
「はーい。」
パス練に使ったボールをカゴの中に片付け、体育館から出ようとした時、
「あ!優ちゃん!」
「あ……高瀬くん。」
と、松風くん。
うっひゃー、4組男子ってまさかこの2人!いや、他にもいっぱいいるけど。
「お、お疲れ!」
「優ちゃんもバスケ?」
「うん、下手っぴだけどね…」
松風くんから強い視線を感じる。見ちゃダメ、見ちゃダメ!そう心の中で念じて高瀬くんとの会話に集中する。
ダメだ、笑顔が引きつる。