ねぇ、松風くん。
***
あれから、5分もしない内に松風くんはやって来た。
そして…
「…どんだけ買ったの。」
私達の目の前に置かれた大量の買い物袋を見て呆れた顔をした松風くん。
「だ、だって。買い物リストに書いてあったものを買ったら…こんな量に。」
綾菜さんの書いた通りの物しか買ってない。
その量、Lサイズのビニール袋5つ分。
松風くんが来るまでの間に会計を済ませたのはいいけれど、やっぱり1人では持ち帰れなかったな。
なんて、ぼんやり考えていた私に
「…ごめんな。」
「え?」
いきなり松風くんが謝るから、驚いて顔を上げれば、松風くんは私を真っ直ぐ見据えたままバツの悪そうな顔をしていた。