without you
「それから、あいつは何度かコールやメッセを送ってきたので、着拒にしたんです。幸い、うちに押しかけてくることもなくて、あいつの置き荷物もなくて。これで終わったと思ってました。でも・・・あれから半年後」

思い出した私は、寒気がするようにブルッと身震いした。
そんな自分を励ますように、自分で自分を抱きしめる。

「あれは本当に・・突然でした。ホームページ代わりに使っていたブログと、仕事用のメアドが、突然なくなったんです」

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