without you
病院のすぐ近くに、公園があった。
それは、ブランコと滑り台、そしてシーソーだけという、小さな公園だ。
暮れなずむ夕日の先に、ブランコが長い影を落としている。
その一つに、彼が・・・純世さんが座って。
私を待ってくれていた。

私は、誘われるようにそこへ行くと、もう一つのブランコ―――純世さんの隣―――に座った。

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