without you
「来てくれたんですね」
「うんまあ・・おまえは嫌がるだろうと思ったんだが・・・迎えに来た」
「嫌じゃないです。でも・・今の私、顔がヘンだから」
「は?どこが」
「だって。いっぱい泣いたから。目が赤いだろうし。腫れてると思うし」
「別に変わりねえよ。ダテ眼鏡してないおまえの顔も見慣れたし」
「もう!」
「キレイだよ」

もうなんで・・・!
夕焼けなみに頬がカッと火照ったのを感じた私は、純世さんからサッと視線をそらすと、軽く足を蹴って、ブランコを漕ぎ始めた。

< 599 / 636 >

この作品をシェア

pagetop