魂‐soul‐
「まだゲームは終わっていない。お前のせいで彼らは負けたがお前のゲームはまだ続く」
 
引きずるようにして湊を部屋から退室させた槙人はきた道を辿り始めた。

そこから右や左へ進みスイッチを押したりエレベータに乗ったりするのを、湊はただ何も考えずついて行くだけだった。

ここがどこなのか覚える気にもならない。
 

「着いたぞ。ここが俺のゲームだ」


< 96 / 170 >

この作品をシェア

pagetop