魔女に恋した王獣








「んっ、」


 窓から入ってくる光に目を細めながらも、目を開く



 動こうと身体をよじったとき、お腹に腕がまわっていることに気がついた



「ジン…?」



 うっすらと開いているその瞳を覗きながら、名前を呼ぶ



「あっ!!」


 そう言えば、シイナさんにジンを呼んでこいって言われてたんだ!



  まだ、完全に開ききっていていない瞳を見つめる、


「シイナさんはっ!?」



「帰った…」



かえった?…。なんで?ご飯は?


「お前が俺の女だって話したら、帰るって、帰った。」



   

 
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