恋愛経験値0のシンデレラ
「えーっとね。
この空欄のところには
coverd withがはいるよ。」
「おっけ。
ありがと。」
五十嵐くんはサラサラっと書くと
私の頭をポンポンして
プリントを片付けた。
「陽依?」
リアムは私のポニーテールを触りながら
名前を呼んだ。
今度はなんだろう………。
「俺と五十嵐。
どっちがかっこいい?」
コテンと首を傾けて聞く姿は
きっとそこら中の女の子の心を
鷲掴みするであろう。
「んー。
どっちもかっこいいんじゃないの?」
五十嵐くんと答えれば
リアムは怒るだろうし
リアムと答えれば
五十嵐くんは怒ってた。
だから1番この答えが無難だ。