ただ、キミのことを好きでいたいだけ。



そのときの私の頭は、全然機能しなかった。



何が起こっているかわからなくて、
頭は真っ白。



ヤツは私の手を掴み、


「ねえ、名前は?」


と、おもむろに名前を聞いてきた。




「いいい生駒 れれ漣……」



もうパニック状態。


クラスの皆は、なぜか私たちを見守っている。


誰か助けてぇぇ!

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