怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】


手を繋いで一緒に乗るエレベーター

チュッ

額に瑛太からのご褒美のキス


催促のように自分の頬を指さす瑛太にマスクを少し下げると勇気を出してチュッ


すぐに離れようとする美祈を瑛太は抱きしめた。



「飯、こっちだろ?」

「うん」


わかっている事が可笑しいようで腕の中でクスクス笑いだす。


「俺、頑張って作ってっから」

「お土産のお菓子もってく」

「プッ あぁ」

美祈が3階で降り瑛太はそのまま5階へ。


玄関からリビングへ行くと

「あれ、お前戻って来た?」

「戻って来るよ」

「一緒に来ると思ってた」

「いや、あいつ帰宅するとすぐ風呂」


知ってて戻って来たのか?


「なぁ」

「あ?」

「次、あいつが勝ったらお前あのメガネらしいぞ」


瑛太は思わず鼻で笑う。


「勝負は芹沢の可愛さとお前の理性だよな?」

「勝てると思うか?」

「まったく」



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