怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】



「美祈って瑛太さんの連絡先知ってるの?」


「知らない」

「なんで」

積極的なマコに、



そうだ。


そんな事も思いつかなかったと瑛太は驚いた。


「何かあったら瑛太さんが一番近い」

「何もないよ」

「それでもあたしらだって安心だもん」


瑛太の手元にはスマホ。



「おい、座敷童連絡先言え」


慌てて立ち上がり素直に棚の上からスマホを持ってくる美祈。


ついでに何かあったらこっちにも知らせてとマコとコタも連絡先を交換する。


登録された名前を見ながら


俺のアドレス帳が怪しくなったと1人笑いをこらえる瑛太だった。



夕方のまだ早い時間から飲み始めたがもう21時近くになった。


時計を見て


「そろそろ帰るわ」

「あ、俺も」


テーブルの上を片づけようと自然と手が動くのは瑛太とコタ。


「独り暮らしが身についてるね」


指さして笑うマコ。


「そのままでいいよ」

笑いながら止める美祈。


「うん。あたしら二人ですぐ出来るから」


今日は泊まってガールズトークらしいマコを置いてコタと二人で美祈の部屋を出た。



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