怪しい羊と迷えるオオカミ'S【完】
翌日は、お酒を飲んだからなのか
奇妙な集いに疲れたのか
目を覚ますと柊哉は外出した様子。
テーブルの上にはラップのかかったハムエッグ。
焼き海苔に漬物まであるって事はご飯も残ってる。
炊飯器をあけると案の定1人分のご飯。
味噌汁を温め席につくと
気をつけていってこいよ
柊哉からのメモ
柊哉はジムに行ったか。
聞かなくてもわかってしまう相手の行動。
やっぱ俺ら夫婦みてぇ。
ガツガツと朝食を食べ食器を洗うと、予想される柊哉の帰宅時間に合わせてご飯のタイマーまでかけている。
換気扇の下で煙草を吸いながら
「そういや、あいつら誰も煙草吸わなかったな」
普段であれば、酒の席では真っ先に煙草を取り出す瑛太だったがそれすらも忘れていた。
「恐るべし奇妙な集い」
換気扇のスイッチを切るとシャワーを浴び
仕事の機材と荷物を持って北陸へと旅立った。