泣き虫とヒーロー ~約束の四つ葉のクローバー~


それを一本一本解きながら、

語り続けた。

「郁人ごめんね、

私のせいでサッカーをやめる事になっちゃってごめんね。

一人で罪悪感を背負わせてごめん。

一人で後悔を背負わせてごめんね。」

ポツリポツリと私の涙が郁人の手のひらへと落ちていく。

「本当は私も見てたんだ。

沢村亮太くんが周平兄の自転車のブレーキを切っていたのを…

郁人も気づいていたでしょ?

ごめんね、郁人。

一人で罪悪感を背負わせてごめんね。

一人で後悔を背負わせてごめんね。

けど、これからはもう一人で背負わなくていいよ。

私も一緒に背負うから。

それにね、周平兄には私からもう話したよ。

きちんと、もちろん優姫ちゃんにも…

二人は気づいていたって…

気にするなって言ってくれたんだよ、

だから、郁人思いつめなくていいから。

他に美咲ちゃんに何か言われてるなら

私が何とかす「無理だよ。」

私の声を遮った

郁人の冷めた声に

ドクンッと脈立つ心臓。


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