ずっと隣にいたかった……。


「ママからだ。」




理穂はなんでもお見通しだった。



今、海理たちが欲しい言葉を書いていた。





“海理/理生奈と離れ離れになっちゃうのは寂しいけどママはずっとお空でみてるわ。
生まれてきてくれてありがとう。
ママに幸せをくれてありがとう。
大好きよ。”







理穂は本当どこまで人に悲しみを与えればいいんだよ。






海「パパ……ごめんなさい。

本当はわかってる。
ママにはもう逢えないのこと。
でも….…逢いたいって思っちゃうの。」






「パパもママに逢いたいってずっと思ってる。
だから、その思いは消さなくていいんだ。
泣きたい時は泣いてもいいんだ。
ママに逢いたいって言って泣いていいんだ。
我慢しなくていい。


パパやみんなが2人を受け止めてやるから。」






海「……パパ!!!!


ごめんなさい……(涙)
わがまま言ってごめんなさいっ!!!!」





「海理……お前の気持ちはちゃんとわかってるから。
だから、謝らなくていいんだ。」







理生「パパ、海理くん!!!!」





理生奈……??





理生「笑って。
ママはみんなの笑った顔が好きって言ってた。
だから、笑って。」






理生奈……





お前だって本当はママに逢いたいのに……






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