ずっと隣にいたかった……。
理生「ねぇ……笑って。」




理生奈の手は震えていた……



やっぱり我慢してるのか。





理生「笑ってくれないと……理生奈も溢れちゃうよ。
だから……笑って。


海理くん。パパ。」






俺と海理は笑った……





理生「笑った……

これでママ……悲しまなくてすむよね……?
みんな笑ってるから大丈夫だよね?」





涙を目に溜めながら笑った理生奈はどこか痛々しかった……




「理生奈……おいで。」





理生「ううん……行かない。
理生奈は泣かないよ。
だってママが見てるもん。」





俺は理生奈を抱きしめた。





「これなら見えないから。
だから……我慢しなくていい。
笑いたくなければ笑うな。」




理生「……ぅ……う〜(涙)
パパ……パパ……(涙)」




「……ん?」




理生「理生奈……笑えてた……(涙)


ママの前で笑えてた……??」





「笑えてたよ……(涙)
ママも喜んでるよ。」




理生「そっか……よかった。」




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