ずっと隣にいたかった……。
「私一回大地と沙奈のところ行ってくる。沙羅……ここに居てもなんだし一緒に行こう。」



嵐「沙羅……理穂が目を覚ましたら呼んでやるから行ってこい。
翔太が来たらするように伝えとく」




「お願い……」






理穂……



目を覚ましてよ……





がらっ……



母「麗奈どうしたの?
沙羅も泣きそうな顔してるけど」



「り、理穂が……(泣)」


母「理穂ちゃんって佐倉財閥のお嬢様かしら?」


「そう……」


母「待って。

理穂ちゃんは生まれつき身体が弱く入院生活だったはずよ。

なんでここに居るの?」



「昨日……パーティーに参加していて仲良くなった……


だけど……理穂…何回も喘息出しちゃって……(涙)


それでさっきも喘息出しちゃって目を覚まさないの。

ずっと呼吸も浅い。

心臓が痛んでいるんだと思う。」



沙「沙羅が理穂ちゃんを走らしちゃったから……グスッ」




母「そう……。

麗奈、あなたは母親なんだから子供の前で泣かないの。


沙羅はおいで。

おばあちゃんとお部屋で寝よ。」





「沙羅……いってきな。
大地と沙奈はみとくから」



母「よろしくね。」






翔太……






早く理穂を眠りから覚まして……
< 68 / 191 >

この作品をシェア

pagetop