君だから恋に落ちた
「 なぁ、瑠璃いる? 」
近くにいる男子にそう尋ねると、教室で帰る用意をしていた暁?って女を呼んだ。
やっぱ、あいつはいねぇのかよ……
「 何。 何か用? 」
____うんっ??
心なしか、この前と違い冷たい気が……
あいつと初めて会った時と、別人かと思うぐらい雰囲気が違った。
俺、何かしたか?
少しの間考えてみたが、思いつかない。
そもそも接点など無いに等しいからだ。
「 瑠璃 知らない? 」
違和感を覚えながらも笑顔で訊いてみた。
ゾクッ
彼女の周りの空気が、突然 氷点下まで下がったのかと思うぐらいの寒気が襲ってくる
「 瑠璃なら体調悪いって早退したけど。 」
微笑みはしてるが、俺を睨んでいた。
ボソッ
「 あんたのせいだから。 」
「 は? 」
俺のせい?
「 瑠璃がどうなってるかぐらい知っといたら。
曲がりなりにも、瑠璃の彼氏なんでしょ。」
だからって、なんでそこまで睨まれないといけない
…………お前は俺の何を知ってる
こっちは親切で聞きに来てやったっていうのに。
「 分かった、ありがとう。 」
あいつに興味があるのであって、こいつにはない。
適当に礼を言って、教室立ち去った