君だから恋に落ちた



部活が終わり、友達と帰り道を歩いていると
正門にあかき?って女が私服姿で立っていた。


「 なんだよー 


また告白ー?」


もはや友達からの嫌味に答える気力もなかった。



今度はなんだっっ。


友達の見えないところで表情を歪める


さっきのこともあり、あまり話す気分にはなれなかったので女の横を素通りした。


「 え…、蒼矢いいのかよ。」


「 あぁ。」


こういうタイプの人間とは、なるべく関わりを持ちたくない


「 石崎君、ちょっと。」


知らね


そっぽ向き、女を視界にさえ入れないようにした。



そのまま聞こえなかったフリを通そうと思ったが、大木(オオキ)が立ち止まって俺をじっと見つめる

 
そんな目を俺に向けるなよっ



心の中でため息を漏らし、女の方に向き直った。


「 どうしたの? 

瑠璃から何か伝言とか預かったの?」



キャラを崩さないように笑顔で訊く



「 昼休み、瑠璃が石崎くんのファンの先輩たちに呼び出された。


それから授業が終わるまでずっと帰ってこなかったの


____さっき、倉庫で見つけた。 」


すっと笑顔が消え去り、続きに耳を傾ける



「 瑠璃ッ 大怪我してたのっっ。



全部、石崎くんのせいッ____


石崎くんと付き合った次の日から、瑠璃は酷い虐めにあってたんだよっ?


知らなかったでしょ…」



涙目で、らしくない女の顔を見せつけられた。


「 はっ??」


嘘とは思えない態度に軽く驚く



___いじめられてた?




あの屋上以来 会ってなかったから、そんなことになってたとは知らなかった…….





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