君だから恋に落ちた
「 ____こんな事言いたくないけど、瑠璃ならきっとあなたの探してる人になるはずよ
あなた達似てるしッ」
女は嫌そうな顔をして言う。
別れて欲しいが、友達の想いを尊重して無理やり別れさせまではしないか
女の手から奪い取った写真を見ると、そこには血だらけの唐沢がいた。
「 ……………… 」
想像してたよりもひどく、言葉を呑む。
歴代の俺の彼女で、ここまでされた奴はいなかったからだ。
「 ___ひどいっ。 誰だこんなことした奴は 」
しばらくしてから口元を手で覆い隠す演技をした。
「 思ってもないことを。」
……ていうか、俺とあいつが似てるってどういうことだ?
あいつもキャラを作ってるってことだろうか。
…………いや、まさかな。 そんな事あるわけねぇ
あの笑顔は、見た限り俺と同じで作り笑いをしてるようには見えなかった。
「 何言ってるんだッ。 本気で心配してる!
瑠璃は俺の彼女だぞっ!?」
眉を下げて失礼だとばかりに憤慨したが、女は俺の全てを見透かしてるかのように鼻で笑った。
「 それをやった奴は、俺が必ず見つけ出す 」
「 あーーそう。
私は鼻から貴方に期待なんてしてないから、別にやる気がないのならそう言っても構わないのよ?」
いちいち腹立つ奴だな
女を冷めた目で見下ろしながら、ゆっくりと歩み寄る。
相手だけに聞こえるように本心を教えてやった。
「 俺の探してる相手に瑠璃はならない
__わざわざ教えてくれてありがとう」
続けてそう言って笑うと、大木と一緒にその場を去った。