君だから恋に落ちた
「 悪くないと思うなら謝らなくていい。
そんな謝罪、誰も求めてないと思うよ 」
……そうか?
俺が知る限りじゃ、こう言うことがあれば謝るのが当たり前のはず
「 何度も言うけど、今回の責任は私にある
一人でちゃんと考えもせずに付いて行ったんだからね
だから私には謝らなくていい 」
窓の隙間から差し込む太陽の光が、フワッと笑う唐沢の笑顔を照らす
「っっ____」
自分でも驚いた。
どんなに美人な彼女がいても、そいつが笑う姿に見惚れることなどなかった。
だが、好きでもない
ただ2ヶ月付き合って、振るだけの少し変わった彼女である唐沢が
笑った姿に胸がときめいたのだ。
「 ………まだまだ、学校に来れないとは思うけどさ 」
「 うん 」
ちょっと待て。
何を言う気だ……
頭の中でその文章が組み立てられた途端、理性が止めに入る
「 学校に来れるようになったら、一緒に帰ろう。
その方が安全だし 」
馬鹿じゃないのか??
口に出したことを後悔する
部活もあるし、勉強だってある。
今まで女と付き合ってたのはただの暇つぶしと、
俺を想ってくれる奴を付き合ってから振るのが面白かったからだ。