君だから恋に落ちた
折りたたまれた紙
端と端が丁寧に合わせられてるとこから、唐沢の几帳面さが伺われる。
ゴミ箱が目の端に映っていたが、紙を開げた。
………
蒼矢へ
この前はお見舞い来てくれてありがとう!!
すっごく嬉しかったです!
ある意味、怪我してよかったなぁ。と思いました(笑)
あ、でも怪我したら蒼矢の顔見れないから、やっぱり嫌かも……
えへへ。 話が逸れたけど、率直に用件をいいます
会えない分メールしたいので、下のメアドによければ連絡下さい!!
別に無理にとは言いません。
忙しければ、このメモ破って捨ててくれても大丈夫だから! (泣)
用件はそれだけ! それじゃバイバ〜イ
瑠璃より
…………
「 プッ、まじ変な奴っ 」
文面から伝わってくるいつもの唐沢の雰囲気に、込み上げてきた笑い
片方の手に拳を作りその手を口の前にもっていって隠した。
メモというより手紙であるこれは、まるで目の前に唐沢がいるみたいだった。
紙を折り畳み、ゴミ箱に捨てに行く
「 けど、覚えておくことだな。
人間は強制されない限り、無駄なことをしない」
手紙を通して唐沢に伝わるように、目を細めて告げた。