君だから恋に落ちた
気になる。
気になりすぎるっ………
眠るために目を閉じていても、ここ数日間頭の中ではある物体と、あるものが浮かんでいた。
__________唐沢からの手紙、そして唐沢の顔だ。
とある休み時間
疲弊しきってる(精神的にも)身体に、昨日の練習の疲れが重くのしかかってきていた俺は、眠ろうとしていた。
「石崎く~ん。
数学の先生が呼んでるってぇ~」
それなのに、もう少しで意識を失えそうだというところで、気色悪い猫撫で声を発する先輩に起こされた。
「 ありがとうございます 」
内心、死ねよと思いながら立ち上がり、
ニコやかな笑みを先輩に向けると、顔を赤らめて走り去って行った。
やっぱ女なんてクソ単純。
唐沢もそうだったらいいのに____
寝不足で痛む頭に手を持っていく。
「 石崎、顔色悪いけど大丈夫か
代わりに行くぞ? 」
.
山木?に言われ、首を横に振る
「 平気だ。
寝たら治ったし 」
正直、体のダルさでさえも短時間目を瞑ってただけじゃ、治っていない。
「 そうは見えないが… 」
「 大丈夫だってっ 」
心配してくれるのはありがたいが、いつもと違い余裕がなくて言い方がキツくなってしまう
「 行ってくるよ 」
両手をポケットに入れ、何とか笑いかけると教室を出た