オークション
登校する時に走ったため、体は走ることに慣れていて今度はスピードもグングン上がって行く。


上履を履き替える事もせず、そのまま校門を抜けた。


どうすればいい?


どうすれば、家に戻れるの?


走りながら考える。


しかしその答えはどこにもなくて、気が付けばあたしはオークション会場のあるショップの前に立っていたのだった。
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