チョコレートプリンス*きみだけをずっと*
「翔斗!翔斗!早く起きて!」
あたしは翔斗を揺すりながら何度も呼び掛ける。
だけど当の本人はそんなことも知らずにまだ夢の中。
ーガチャ
あー終わった。
心の中で呟いた。
「おい!翔斗、本当にいつまで寝てんだよ!って……えっ」
「何固まってんの……」
「ちょっと二人とも!……キャーーーーっ!」
リビングに入ってきた3人はあたしと翔斗を見て固まっていた。
いや、苺子ちゃんは絶叫していた。