さくら、切なく。

すると男の人は


「えっ?まさかの名字?!」


そう答えるのも無理ないと思った。


「ごめんなさい、てか車お邪魔しますねー!」


気をとりなおして車に乗り込んだ。


どこにいくとも言わずに車を走らせる男の人。
ホテルだろうなきっと。と思っていた。


シーンと1分くらい続き私から話をかけた。


「名前は?」


「んっ?ゆうき。」


「あーゆうきさんね…よろしくです。」


「てか宮原さんは何歳なの?」



こっから会話が続くようになった。

あれやこれやとしゃべっていると時間があっとゆうまに一時間たっていた。


でもホテルには向かわない。


この人どこにいくんだろう。。
と少し不安になりかけていたとき。


「行きたいとこある?適当に走ってるけどあんまり道がよくわかってないんだよね、行きたいとこあればそこいくから。」



と聞いてきた。


私は適当に走ってください。
と答えた。


普通ならホテルと言うのだがなぜかこの人とかずっと話をしていたかった。


多分寂しかったときにお話相手をしてくれたのでドライブが楽しかったんだと思う。



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