願わくはキミに
「テニスやったことある?」
「い、いえ…」
「初心者でも大歓迎だから!あ、これチラシね」
こんな感じでもう10枚近くは受け取った気がする。
田舎だからとか舐めてたけど、迫力ありすぎて逃げたくなったよ…
なんて心の中で苦笑し入学式が行われる講堂に向かった。
ほっと一息つき、講堂のホールに繋がる廊下を歩いていると、なんだか準備室からボソボソ声が聞こえる。
私はそれに気付きドアの前で足を止め、ドアについている窓ガラスからなかを覗いた。