Butterfly
「バーゲンで買った安いやつだし。それに・・・鉄板焼きって言っても、あそこのお店ってなんか高級そうでしょう。

お客さんもおしゃれしてそうな感じだし・・・。私は子供っぽいから、これくらいでちょうどいいかも」

「うーん・・・そうかな」

「うん。あ、でも、蒼佑さんがお肉落っことして私のワンピース汚したら・・・そのときは弁償してもらうね。もっといいやつ買ってもらおう」

「あっ、いいよ!そんなのお安い御用。汚さなくても、ワンピースくらいいつでも買ってあげるのに」

蒼佑さんが笑う。

くしゃっとしたその笑顔に、私はたちまち心が和んだ。

「ほんと?じゃあ、すごーい高いの買ってもらおうかな」

「えっ!?あ、まあ・・・そうだな、オレの買える範囲で」

「ふふっ。うん、じゃあ楽しみにしてる」

笑い合い、私たちは、彼の予約してくれた鉄板焼きのお店に向かった。







< 14 / 186 >

この作品をシェア

pagetop