Butterfly
「おつかれさま」
住宅街の中にある、青い屋根の自宅前。
表札をちょっと過ぎたところで、彼がゆっくり車を停めた。
刑事だからか性格なのか、蒼佑さんはいつも安全運転で、私はとても安心する。
「・・・ありがとう。夕飯もごちそうさまでした」
「うん。また・・・しばらく休みはなさそうだけど。決まったらまた連絡するから」
「うん」
カーナビの時計は、20:10を表示している。
予定より、ずいぶん早く着いてしまった。
(まだ、こんな時間・・・)
もっと一緒にいたいけど。
「早く帰らなきゃ」と言ったのは、他でもない私自身だ。
(仕方ないよね・・・)
自分自身に言い聞かせ、私はシートベルトをガチャリと外す。
そして「またね」と車を降りようとした瞬間、彼に腕を掴まれた。
「千穂ちゃん」
呼び止められ、運転席を振り向くと、真剣な眼差しの蒼佑さんと目が合った。
心臓が、ドキンと大きく跳ね上がる。
私は思わず視線をはずし、そのままさっとうつむいた。
「・・・・・・あのさ」
「うん・・・」
「・・・千穂ちゃん、オレのこと好き?」
「えっ・・・?」
住宅街の中にある、青い屋根の自宅前。
表札をちょっと過ぎたところで、彼がゆっくり車を停めた。
刑事だからか性格なのか、蒼佑さんはいつも安全運転で、私はとても安心する。
「・・・ありがとう。夕飯もごちそうさまでした」
「うん。また・・・しばらく休みはなさそうだけど。決まったらまた連絡するから」
「うん」
カーナビの時計は、20:10を表示している。
予定より、ずいぶん早く着いてしまった。
(まだ、こんな時間・・・)
もっと一緒にいたいけど。
「早く帰らなきゃ」と言ったのは、他でもない私自身だ。
(仕方ないよね・・・)
自分自身に言い聞かせ、私はシートベルトをガチャリと外す。
そして「またね」と車を降りようとした瞬間、彼に腕を掴まれた。
「千穂ちゃん」
呼び止められ、運転席を振り向くと、真剣な眼差しの蒼佑さんと目が合った。
心臓が、ドキンと大きく跳ね上がる。
私は思わず視線をはずし、そのままさっとうつむいた。
「・・・・・・あのさ」
「うん・・・」
「・・・千穂ちゃん、オレのこと好き?」
「えっ・・・?」