Butterfly
「あ・・・これが彼なの」
咲良は、入り口から二番目に飾られた写真を嬉しそうに指差した。
その「彼」とやらの男性は、この店ナンバー2である、悠翔(はると)というホストのようだ。
(うん・・・確かに整った顔立ち・・・)
はっきりとした目鼻立ち。いかにもホストといった風貌。
妖艶な雰囲気は、まさに夜の世界の人だった。
(苦手なタイプだけど・・・ホストっていうと、だいたいこういうイメージだよね)
そんなことを思いながら、その他の写真は流す程度に、そのまま廊下を進んで行った。
「いらっしゃいませ」
カーテンのような幕をくぐると、ひょろりとした長身の、色の白い男性が私たちのことを出迎えた。
サラリーマンとは何かが違う、黒い細身のスーツ姿。
甘い顔で微笑まれたけど、私はなんだか怖かった。
(やっぱり・・・こういう場所は苦手だな)
心細くて、ふっと、蒼佑さんを思い出す。
優しくて明るい彼に、今すぐにでも会いたくなった。
「では・・・こちらにどうぞ」
黒い壁を、赤や紫で彩った、高級感溢れる光輝く店の中。
ところどころに散りばめられたシャンデリアの灯りの下を、先ほどの男性に連れられて、私は咲良に続いて歩いて行った。
咲良は、入り口から二番目に飾られた写真を嬉しそうに指差した。
その「彼」とやらの男性は、この店ナンバー2である、悠翔(はると)というホストのようだ。
(うん・・・確かに整った顔立ち・・・)
はっきりとした目鼻立ち。いかにもホストといった風貌。
妖艶な雰囲気は、まさに夜の世界の人だった。
(苦手なタイプだけど・・・ホストっていうと、だいたいこういうイメージだよね)
そんなことを思いながら、その他の写真は流す程度に、そのまま廊下を進んで行った。
「いらっしゃいませ」
カーテンのような幕をくぐると、ひょろりとした長身の、色の白い男性が私たちのことを出迎えた。
サラリーマンとは何かが違う、黒い細身のスーツ姿。
甘い顔で微笑まれたけど、私はなんだか怖かった。
(やっぱり・・・こういう場所は苦手だな)
心細くて、ふっと、蒼佑さんを思い出す。
優しくて明るい彼に、今すぐにでも会いたくなった。
「では・・・こちらにどうぞ」
黒い壁を、赤や紫で彩った、高級感溢れる光輝く店の中。
ところどころに散りばめられたシャンデリアの灯りの下を、先ほどの男性に連れられて、私は咲良に続いて歩いて行った。