Butterfly
「ふーん・・・。じゃあ、そのずっと握ってるワンピースの中、見せてくれる?」
「えっ・・・」
津島さんが、人差し指で私の胸を指さした。
私は全てを暴かれた気がして、ワンピースの胸元をさらにぎゅっと強く握った。
(痣のこと・・・まさか、津島さんが知ってるの?)
蒼佑さんに、今、ここで暴かれてしまうのか。
「ほらね」って、隠し事してたでしょう、彼を騙していたでしょうって、大きな切り札を見せられて、追いつめられてしまうのだろうか。
(いやだ、こんなふうに蒼佑さんに知られるなんて・・・!)
私は恐怖で、不安で、視線を落として身構えた。
「・・・すごい動揺してる。やっぱり、可月からクスリを受け取ったのね」
「!?」
(クスリ・・!?)
予想外の言葉に、私はさらに動揺した。
「胸元に何か入れられてたでしょう。この目でちゃんと見てるから」
「!」
(あの時・・・!)
逮捕される直前、可月さんは、痣を見るために私のワンピースの胸元を引っ張った。
津島さんに声をかけられたのは・・・そうだ、ちょうどあの時だ。
「えっ・・・」
津島さんが、人差し指で私の胸を指さした。
私は全てを暴かれた気がして、ワンピースの胸元をさらにぎゅっと強く握った。
(痣のこと・・・まさか、津島さんが知ってるの?)
蒼佑さんに、今、ここで暴かれてしまうのか。
「ほらね」って、隠し事してたでしょう、彼を騙していたでしょうって、大きな切り札を見せられて、追いつめられてしまうのだろうか。
(いやだ、こんなふうに蒼佑さんに知られるなんて・・・!)
私は恐怖で、不安で、視線を落として身構えた。
「・・・すごい動揺してる。やっぱり、可月からクスリを受け取ったのね」
「!?」
(クスリ・・!?)
予想外の言葉に、私はさらに動揺した。
「胸元に何か入れられてたでしょう。この目でちゃんと見てるから」
「!」
(あの時・・・!)
逮捕される直前、可月さんは、痣を見るために私のワンピースの胸元を引っ張った。
津島さんに声をかけられたのは・・・そうだ、ちょうどあの時だ。