ただそばにいて欲しいだけ
と、見慣れた長橋君の車が近づいてきた

なんか車を見た瞬間ホッとする



前と同じように長橋君は両親に挨拶しないとって言ったけど
今日は誤魔化してそのまま車を出してもらった



「さ、今日は何が食べたい気分ですか?」

「う〜ん・・・・。」



と・・・・何が食べたいかなぁ〜?

正直今はあんまり食欲がない



チラッと長橋君がいつもと変わらない態度でハンドルを握る
姿を見て・・・・


この席に座れるのも今日が最後か?・・・・なんてことを思った
瞬間


何だか急にすごく寂しくなった





何も言わない私を見て・・・・

「ゆみさん、大丈夫ですか?もしかして具合が悪い?」

「あ、ううん。ごめん・・・ちょっと考え事しちゃった。」

「本当に大丈夫?」

「うん、大丈夫、大丈夫。」

「じゃ、俺は今日は中華が食べたいな。どこか良さそうなとこ
見つけたら入っちゃいますか?」

「うん・・・そうだね。」


いつもと変わらない感じの長橋君・・・・

いつものように楽しまなきゃ

せっかくこうやって直接会えてるんだからね・・・。


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