ただそばにいて欲しいだけ
「それって自分の方が上だから・・・若い彼に振られるっていう
前提?」

「うん・・・・、どうしてもそんなこと考えちゃう」

「どう考えたって俺の方が振られる要素たっぷりだけど・・・。
オタクだし偏屈だし、カッコよくないし太ってるし・・・・。

それに・・・・

何でも先のこと考えても・・・誰でもどうなるか分からなくない?

って言うと、いろんな意味があるけど・・・。

俺は今すぐどうこうは出来ないけど・・・でもゆみさんとはずっと
一緒にいたいと思ってる。

今はこの気持ちだけじゃだめかな?」


「でも・・・もし、本社に帰って来たとしても遠距離のままだよ。」

「でも今よりは近くなるよ。今よりは頻繁に会えるよ。そんなさ、
何でもマイナス方向に考えたら・・・何も出来なくない?」



また、しばらく沈黙が流れる



「もし年上の人と結婚して・・・・旦那さんが転勤になったら一緒に
ついてく?」

「うん。」

「じゃ、俺達だってこの先そういう可能性あるよね?俺の為に今の会社
辞める可能性はあるってことだ。」



・・・・・う〜ん、それはそうかもしれないけど・・・・。



「大丈夫だよ、俺達はうまくいく・・・信じて!逆に理想のかなり
年上の男性と付き合ってもうまくいかない。

俺の方がいいよ、変態なゆみさんには。」


ふふ、なんじゃ、そりゃ?

その言葉に思わず笑ってしまった


!!!

その瞬間、長橋君の大きな手が私の頭に乗せられる・・・

ぽん、ぽんっと。
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