ゆるりゆらゆら恋心





いやだ

声のする方を見たら終わる。

そんな予感が頭の中いっぱいに鳴り響く中



「……、」



恐る恐る横を向いて、すぐに悟った。




そこに立っていたのは、キチンとしたスーツ姿の結にい。



わたしの兄が呆然と立ち尽くしていた。



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