ショコラlove 短編集1完結
そんなある日私は持ってきていた、チョコをパクパク食べていると、だんだん気分がフワッとして睡魔に襲われた。
きっと、チョコに入っていたお酒のせいだ。もう手遅れ。
自分でも何がなんだかよく分かんなくて。
「夏樹~」
「どした…?ってそれで酔っ払ったの?」
「ウッ~ヒッ……フェー夏樹~」
「なんで泣いてんの?」
自分でもなんでないてんのやら。
ギュッ。夏樹にギュッてされて、頭を撫でられた。お酒のせいでいつもより幼くなった私は嬉しい。
「フェッ?フフッ。」
「無防備すぎ……。」
なんか聞こえた。
「ん?どしたの?」
「なんもない。真琴、おやすみ。」
「おや……す…み。」
夏樹に抱きしめられて夢心地。夢なんじゃないかと思う。そのまま私は睡魔に勝てず、ねてしまった。