クールなイケメン男子に惚れてしまって
「そう……。じゃあ自習室は空けとくから、終わったらカギしめてね?」




先生は少し考えてからそう言った。




「はい、分かりました」




私がそう返事をすれば、秘書の先生は軽く頷いてから出て行った。




どうやら、完全に2人きりになったようだ。




辺りを見渡してみても、やはり誰もいない。




「……ねえ、まだ終わらないの?」




もう終わってもいい頃だと思った。




時刻は午後6時を回っている。




「まだいいんじゃね? やろうよ」




……。




勉強する事はいい事だ。




だけど、そこまで頑張らなくてもって思う。




「もう帰ろうよ。遅いよ」




勝手に思ってた事が口から出た。




第一、早く帰りたかった。




あいつと同じ空気を吸っているんだと思うと、どんよりしてくる。
< 56 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop