好きの音が空に響くとき

守ってあげる


「先輩!」

「え?潤」

潤があたしの教室に来た

「もう帰る?」

「うん?」

「音楽室にきて」

「え、あ、うん」

潤と2人で音楽室に

「今日からここで練習するから聴いててください」

「はい」

「今度こそ優勝するから!」

「頑張ってください」

その日から毎日遅くまで学校にピアノの音が響いていた
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