社内恋愛症候群~イジワル同期の甘い素顔~

十二月に入って、街はクリスマスムードに包まれている。駅前には大きなクリスマスツリーが飾られていて、特に予定のない私も見ているだけで心が弾んだ。

あれから一ヶ月、私はいつもどおりに業務をこなしていた。

いや、むしろ今までよりももっと精力的に仕事に向き合っている。
次の日、私は佐山課長、衣川課長、深沢部長にもう一度お詫びをして、今後の活動計画も出し直した。

深沢部長に関しては「派手にやったんだって? 成瀬が」と目をキラキラ輝かせて聞いてきた。

もっと厳重注意を受けるかとおもっていたけれど、私が謝罪すると「仕事で熱くなれるって、大事なことだからこれからも頑張って」と励まされた。

聖学園の仕事はきちんと、若林くんに引き継いだ。それが会社としての決定であるならば従うしかない。

私は私なりのやり方で、認められる結果を出そうと思って仕事をしている。

相変わらず息抜きは、いつもどおりの三人でのランチタイムだ。

年が明けて二月には、朔ちゃんの異動がある。それまですこしでも時間をみつけてランチを楽しもうと三人で話をして決めた。

今日は会社近くにあるカフェだ。ここのクラブハウスサンドが有名で三人とも目の前に同じものを並べていた。
< 68 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop