今夜、君にラブロマンスをささげよう。
よくわからないけれど、今は早く志月先輩を見つけなきゃ!!
たぶん、しっかりしている志月先輩のことだからもうとっくに食堂に来ていると思ったんだけど……。
わたしが食堂の周りを見渡していると――。
「いました、碧様でしゅ。へきっ……」
親指くらいの体なのに、いったいどこからそんな声が出るんだろう。
大きな声でロップちゃんが叫んだ。
ぎゃああああっ!!
ロップちゃん、静かにしてって言ったのに!!