輝きを手に入れる
「だから、男装しないか?」
「へ??」
「遥ちゃんは可愛いし、男装したらスターになれる素質もある。別にお父さんがうちの事務所だからって誘ってる訳では無いよ。どうだい?お父さんとお母さんの上を目指してみないかい?」
「なんで男性なんですか?女性ではダメなんですか?」
「別にいいよ。女優でも十分素質はある。でも、はじめは親のことを隠していても、バレる日が来るかもしれない。その時は、両親はもちろん、君まで批判を浴びることになる。」
「でも、私が女だってバレても同じことになるんじゃ……」
「なるよ。だから僕の事務所にきてほしい。僕が、そうさせないように守るよ。」
今まで芸能界に興味がないわけではなかった。しかも、1個でもいいからお母さんと、お父さんに勝ちたかった。