信じろよ、俺のこと。



「…………希一さん。

柚夏と二人で話したいです。」



貴樹が希一にいった。



「ゆず、どうする。」


…………そこであたしに聞きますか…。


「ゆずさん、さっき言いましたよね。

希一さんが信用する人を

これからも信用するって。」



「…………佳那汰、だからさっき言ったんだ。」



「すみません。

でも話してきてください。

大丈夫ですよ。」



「…………わかった。」


あたしは頷いて立ち上がった。



貴樹があたしに近づいてきた。

それにあたしは後退りしてしまった。


「大丈夫ですよ。」


結人にも背中を押されてしまった。



「柚夏、来て。」



貴樹はそう言ってあたしの手を握って

ゲストルームへ連れ込んだ。



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