ドラマ好きの何が悪い
その時携帯が鳴った。
カイトからだ。
目を大きく見開いて私を見ているハルカにウィンクして、携帯に出た。
「もしもし。カイト?お疲れさま。」
「お疲れ。もうすぐ店の前につくよ。どの辺に座ってる?」
「えっとねぇ。カウンター右に曲がって一番奥の4人掛け。」
「了解。ハルカ、ちゃんだっけ?そんなかわいいの?」
電話の向こうでカイトがにやついてるのがわかる。
いやらしい奴。
やっぱり紹介するんじゃなかった。
「かわいいよ。間違いなく。」
私はハルカの腕を人差し指でつついた。
ハルカは自分のことを言われたのだと気づき、慌てて、私の腕を押し返す。
「今からそっち行きまぁす!」
そこで携帯は切れた。
ほどなくして、カイトが店に入ってきた。
「よっ。今日はお誘いありがとね。」
カイトは軽快な足取りで私たちのテーブルの前にやってきた。
「ハルカちゃん?立花カイトです。突然押しかけてごめんね。今日はよろしく。」
「あ、お疲れさまです。安藤ハルカです。よろしくお願いします。」
ハルカは慌てて立ち上がり、真っ赤な顔でペコリと会釈をした。
カイトも笑顔でハルカに軽く会釈をすると、「どっこいしょ」と言いながら私の横に座った。
「あー、せま。ミナミの横は狭く感じる。」
相変わらず嫌味を言うやつ。
「じゃ、ハルカの横行きなよ。いい香りだしスリムだから広々と座れるよ。」
「いや、いいよ。」
カイトはメニューを見ながら素っ気なく答えた。
そして、
「こっちの方がハルカちゃんの顔よく見えるじゃん。」
はぁ~。言ってくれるねぇ。
案の定、ハルカは真っ赤な顔でうつむいていた。
カイトからだ。
目を大きく見開いて私を見ているハルカにウィンクして、携帯に出た。
「もしもし。カイト?お疲れさま。」
「お疲れ。もうすぐ店の前につくよ。どの辺に座ってる?」
「えっとねぇ。カウンター右に曲がって一番奥の4人掛け。」
「了解。ハルカ、ちゃんだっけ?そんなかわいいの?」
電話の向こうでカイトがにやついてるのがわかる。
いやらしい奴。
やっぱり紹介するんじゃなかった。
「かわいいよ。間違いなく。」
私はハルカの腕を人差し指でつついた。
ハルカは自分のことを言われたのだと気づき、慌てて、私の腕を押し返す。
「今からそっち行きまぁす!」
そこで携帯は切れた。
ほどなくして、カイトが店に入ってきた。
「よっ。今日はお誘いありがとね。」
カイトは軽快な足取りで私たちのテーブルの前にやってきた。
「ハルカちゃん?立花カイトです。突然押しかけてごめんね。今日はよろしく。」
「あ、お疲れさまです。安藤ハルカです。よろしくお願いします。」
ハルカは慌てて立ち上がり、真っ赤な顔でペコリと会釈をした。
カイトも笑顔でハルカに軽く会釈をすると、「どっこいしょ」と言いながら私の横に座った。
「あー、せま。ミナミの横は狭く感じる。」
相変わらず嫌味を言うやつ。
「じゃ、ハルカの横行きなよ。いい香りだしスリムだから広々と座れるよ。」
「いや、いいよ。」
カイトはメニューを見ながら素っ気なく答えた。
そして、
「こっちの方がハルカちゃんの顔よく見えるじゃん。」
はぁ~。言ってくれるねぇ。
案の定、ハルカは真っ赤な顔でうつむいていた。