仲間ってなんだろう
話が変わったことに春樹は少しホッとしていた。
美那には悪いけど、美那をそういう目でみたことは一度もなかった。
「うん。言った。勝手なことしてごめん。」
「ううん。私も同じこと言おうと思ってたから。」
「そっか。」
2人の考えが同じだったことに春樹は安心していた。
「沙羅のおかげだね。」
「何が?」
春樹が美那を見ると美那はクスッと笑った。
「ちゃんと、春樹と目を見て話せるようになった。」
その時、ふっと沙羅が顔を出して2人はそれ以上話を続けることは出来なかった。
1つ前のグループが演奏を終え、沙羅と美那と春樹は顔を上げた。
「…じゃ、頑張りますか。」
沙羅の声がやけに明るく響いた。
「次はStarlightの皆さんです!」
司会者がそう言うと観客席の方から歓声が聞こえた。
Starlightの一時再結成ということで、観客のほとんどは旧Starlightのファンクラブ会員だと瑞希が言っていた。
3人が明るい舞台に向かって歩き出すとまたその歓声は大きくなった。
「3人がモデルであり出演者でもあるドラマの主題歌にもなった、デビュー曲!数年ぶりの披露です!」
歓声は悲鳴に近くて、3人がそろった姿を見て泣き出してしまった観客もいた。
「『Starlight』!」