Christmas Rose
レオと共に、中庭の噴水に腰掛けた。
昨日の夜、父に言われた事を一通りレオに話した。
レオとも別れる事になる。
弟のように可愛がってきた。
この王宮で、心を許す事が出来たのはレオだけだった。
「そんな…酷いじゃないか!何の為にアリスは今まで…!」
レオの声が庭に響いた。
「…私もまだ自分に言い聞かせられ無い。今更女として生きていくなんて…」
慣れないドレスの裾を持ち上げて、アリスは立ち上がった。
「…いつだよ。いつギルティへ…!」
「今夜、貴族を集めて正式に発表すると父が言っていた。」
レオは納得出来ないとアリスの肩を両手で掴んだ。
私だって…!
「アリス…」
背後から、フィオナの声が聞こえた。
フィオナは辛い表情を浮かべている。
「…お父様から、聞いたのですね。。」
アリスは何も答えずに視線を逸らした。
「ごめんなさい…あなたには、本当に辛い事ばかり…」
姉の言葉を最後まで聞かず、アリスはその場を立ち去った。
フィオナはアリスが行ってしまった後も、涙を流しながらその場に立ち尽くした。